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カートリッジなのかボトルなのか [文房具]

万年筆を使いはじめて最初に使ったインクは色彩雫の山葡萄だったな。
Al-Starの軸の色に合わせて買った。
その時にコンバーターというものがあることを知り、以後、気になる色彩雫を片端から買い集めた。
山葡萄、深海、月夜、朝顔、天色、冬柿、夕焼け、孔雀、松露、他にも買ったかもしれない。
でも、結局はどれもボトルを空にする前に処分した。
飽きっぽいんだよね。
今はあまりTPOを選ばないインクばかりになっていて、静かに色を楽しんでいる。
インクの種類も染料系から仕事でも使えるように顔料系へ移行した。
蒼墨、青墨、STORiA Night(blue)といったところで、すべてSailor。

さて、使ってるインク(の補充方法)だが以前の記事にも書いたように蒼墨はボトルインクではなくて、カートリッジを使っている。
理由は、予備のインクを持ち運びやすい、常に未開封の新鮮なインクを使える、ランニングコストはボトルインクと比較しても年間を通すと意識するほどの差はない。
インクは開封後、1年以内に使い切るのが良いらしいが、今の僕の消費ペースだと、年間に1mlのカートリッジを12本使うので使用量は12ml。
ボトルインクの容量は50mlなので、使い切るまでには4年くらいかかってしまう。
きっと、その間にインクの劣化も進むだろう。
そんなことを考えてたら、多少コストパフォーマンスが劣っても、カートリッジの方が快適に使える。
それに、コンバーターを使ってインクを入れると、顔料系のインクはニブをひどく汚す。
Pilot Elite 95sはニブの美しさ(と他にも理由があるけど)で選んだので、なんとか良い方法はないものかと考えている。
そんなこんなで、使いたいインクにカートリッジがあれば、ボトルインクは使わずにカートリッジが良いですね。




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万年筆を使うスタイルが決まってきた [文房具]

万年筆を使い始めてそろそろ20ヶ月になる。
最初の頃は、いろんな軸をとにかくたくさんたくさん使いたくて、少しでも興味を持った万年筆を見つけるとなんとか手にしてみた。
でも、どうゆうわけか、モンブランやペリカンには食指が動かず、結局海外の万年筆はシェーファーとクロスを使ったのみで、短絡的な僕は海外の万年筆はフローがドバドバで使えたもんじゃないというのが、偏見に満ちた海外の軸に対する評価だ。
ま、正直にいうと、あの調子でペリカンやらモンブランに傾倒していったら、経済的にも大変なことになってしまう恐怖もあったからなのだが。
なにしろ、毎日の生活の中ではよほど意識しておかない限り万年筆を使うシーンはなくて、1日に書くテキストの量と万年筆の価格を考えると、ペリカンやモンブランに傾倒してしまうことだけは避けたかった。
この20ヶ月の間に、僕は万年筆を使う楽しさと、それを使う自身の限界も知ったというわけだ。

さて、この20ヶ月で僕が選んだのは軸が3本とニブが5つ。
Sailor Professional Gear 21k MF
Pilot Elite 95s EF
Pilot cocoon EF/F/M
ProGearとEliteはナガサワの2本挿しのペンケースに入れていつも持ち歩いていて、仕事先とプライベートで使っている。
cocoonは自宅に置いていて、基本のニブはMだけど必要に応じてEF/Fのニブに差し替えて使ってる。
よく使うものはMより細字のものばかりになってしまったのは、僕の生活にBやMが入り込む隙間はあまりないということだろう。
万年筆の幸せはMやBの字幅にあると思うので、ちょと残念。
使っているインクも、長期保存ができるように顔料系のインクで揃えた。
ProGearには蒼墨、Eliteには青墨、そしてcocoonにはSTORiA Night(Blue)。
どれも青系のものばかりだけど、これも自分のライフスタイルを考えると仕方ない。
仕事とプライベートで同じ万年筆を使うとしたら、やはり、インクの色は青系か黒系で揃えてしまうのが無難で、僕の場合は万年筆のインク=BlueBlackだと思っているので、青一辺倒だ。
それにしても、インクの出荷量はPilotが国内シェアではトップなはずなのに、僕の使ってるインクのすべてがSailorなのがなんだかおかしい(Sailor JentleInk BlueBlackもかなり好みな色)。
Pilot BlueBlackも基本中の基本のインクなので好きなんだけどね。
ProGearとEliteは毎日使って、自分の一部にするんだ。


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子どもたちの階級闘争:ブレイディみかこ [Book]

どうしてこんな怖そうなタイトルの本を借りてしまったのかは、忘れた。
階級闘争なんて、現代ではあまりにも力の差がありすぎて、闘争するより逃走した方がマシなんじゃないかと思ってるんだけど、実際に読んでみると(あ、まだ119ページまでしか読んでないんだけど)、わかりやすく階級差のことを書いている。
これから後半に向けて闘争が始まるのかもしれないが、よくわかんない。
わかんないことだらけで、全然本を読むための参考にはならないんだけど、本の内容はわかりやすいです。
しかもおもしろくて、図書館の学習用の個別スペースで読んでたんだけど、隣のスペースでは高校生が一生懸命にノートにペンを走らせていて、時々肩を震わせながら笑い声を押し殺している自分が邪魔だったろうと思う。
ごめん。
もうね、幼児教育に関わる仕事をしている友人にその場からメールしようかと思ったくらい(実際に送りそうになったんだけど、すでに他の仕事をしていることを思い出したのでやめた)。

図書館で借りた本なのに、もう少しでアンダーラインを引きそうになったのは次の箇所。
9ページ:外国人を差別するのはポリティカル・コレクトネス(PC)に反するが、チャブ(CHAVS)は差別しても自国民なのでレイシズムではない。
13ページ:人種ではなく階級を分離基準として、ユナイテッドなはずのキングダムにはいまでも存在している。
29ページ:一般に虐待や養育放棄などの不幸は閉ざされた空間で起こる。だから、乳児や幼児のいる家庭を孤立させてはいけない。
以降は、読むのがおもしろくてメモを取れなかった。

この本は、僕の住んでいる市の図書館にはなくて、県立図書館から取り寄せてもらった。
順番待ちだったので手元に届くまでにひと月くらいかかったんだけど、こんなおもしろくて予約待ちが出るような本がどうして市の図書館にないんだろう?
読みたい本は大抵県立図書館からの取り寄せなんだよな。
もっとおもしろい本を購入すれば良いのに。

というわけで、ブレイディみかこさんの本はちょと集中して読もうかなと思っているところ。


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