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インク沼からの脱出 [文房具]

万年筆のインクってさ、ニブや字幅によって色が変わるし、もちろん紙によっても変わる。
そんなもんだから、もうキリがなくて、挙げ句の果てに実は照明によっても変わることにまで気がついてしまったので、お好みのインク探しにちょと疲れた。
顔料系だの染料系だので使えるシーンもビミョーに変わるしね。
もうクッタクタだよ。
そんなわけで、基本は(自分の好きな)ブルーブラックというか青系にして、入手のしやすさを考えて選ぶことにした。
まぁ、入手のしやすさとは言っても、日常の生活の中ではあまり手書き(それも万年筆で)することはないので、インクもあんまり減らない。
よく使うのはEFだけど、EFなだけにインクもあんまり減らない。
よく減るのはMFだけど、MFなだけにあまり使わない。
そう、どちらにしてもインクはあまり減らない。
だから、入手のしやすさって考えてもあまり意味はないのかもしれないね。
どちらかというとボトルかカートリッジか、つまり、インクの補充を心配をした方が良いかもしれない。

あ、今使ってるのは、Sailor ProGear 21k MFとPilot cocoon(改)EFの2本(そのうちにcocoonをElite 95sにチェンジするかもしれない)。
軸が2本てことは、使えるインクの色も2色だけってことだね。
で、MFにはもうずっと使ってくんだいと決めているSailor 蒼墨のカートリッジを使ってて、EFにはひとまずPilot BlueBlackを入れてる。
一時期はいろんなインクを使いたくて、それもすぐに使いたくて、そんなわけなので、インクを使うために、万年筆の数も増えていった。
でも、(なん度も書いてるけど)毎日の生活の中で万年筆を使うシーンは限られていて、しかも、趣味で選んだインクなんてプライベート以外では使えない。
それに、小さな、例えば色彩雫のミニボトルでも、毎日せっせか使ってないと1年では使いきれないほどで、おそらく趣味で選んだインクを(たとえミニボトルだとしても)1年で使い切るのはむずかしい。
そんなことを考えてると、僕が選んだインクはごくごく地味なSailorの蒼墨とPilotのBlueBlackだった。
まぁ、インクを選ぶ楽しみを諦めたような選択だけど、いつまでも使い続けられる選択でもあると思う。
インク沼からの脱出というよりも、気がついたら沼の方が引いていったって感じなのかな。
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