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文房具を買いに:片岡義男 [Book]

カラフルな表紙に惹かれて、この本を買った。
最初に見つけた時はハードカバーだったけれど、今、手元にあるのは文庫本。
写真が多く含まれているのでハードカバーで楽しむのが正しいのだろうけど、タイトルにふさわしいのは文庫本のような気がする。
片岡さんは海外の小物や文房具の雰囲気をそのままに日本語で紹介をしてくれて、そのたびに僕はそのどれかを欲しくなる。
そうやって初めて手にしたのは、ブラウンの四角の小さな黒いトラベルウォッチだったと思う。
手のひらに収まりそうなサイズで、アラームがセットできる。
セットした時間になると、ジジジッと半分壊れたような音で時間がきたことを知らせてくれる。


さっそく買って来た本のページをめくる。
おもしろそうな文房具を見つけた。
それはリーガルパッドで、この黄色いメモ帳は記録を正式なものとして残す一段階前の状態のメモを残すためのもので、そのために「ここに書かれているものはまだ不完全なものですよ」という状態がわかるように黄色の紙が使われている。
この黄色の用紙に書かれたメモはやがて整理されて、白い用紙に移されていくことになる。
合理的な使い方だと思います。
そういえば、海外では筆記具のインクの色は青が多いけれど、これも筆記したものがあらかじめ印刷されている他のテキストの黒い色と区別ができるようにとするためだと聞いたことがある(ほんとかな?)。
色によって、そのものの立場をはっきりさせておくというのは良いアイディアだと思う。

リーガルパッドの使い方はネットで調べて知ったんだけど、意外なことに万年筆で使った感じを書いているページが多かった。
黄色の用紙にはブルーブラックのインクがはっきりしてわかりやすいとか、どこそこのリーガルパッドはペン先の滑りが良いとか、にじみやすいとか裏移りしやすいと書かれていて、もしかしたら自分がリーガルパッドに興味を持つのは一昨年に万年筆に興味を持った時から仕組まれていたのかもしれない。
人の行動って、多少はパターンが似てくるものなのかもしれないね。



片岡さんが紹介していたリーガルパッドはこれ


その他のリーガルパッドはこちら
見てるだけでけっこう楽しい
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