善意消失 [..........]
どうしてだろうか善意ってのは、示しにくいもので、例えば、道端に誰かが倒れているとして、そんな人を見つけたなら真っ直ぐにその人に向かって歩めば良いものを、周りをキョロキョロして誰もが知らん顔をしているのがわかると、その人の元へ歩むのをやめてしまう。
よく考えてみれば、誰も助ける人がいないからこそ、その人の元へ向かわなければならないのに、思わず周りの人の顔色を見てしまう。
倒れている人の顔色はいったい誰が見るのだろう。
「火垂るの墓」で、いけないのは意地悪だと言われているおばさんでもなく、意地を張っている清太でもない。
二人の生活を見ていたにも関わらず手を差し伸べなかった周りの人たちで、そこに善意はなかった。
善意のない社会では、保護者のいない子供は半年と生きることはできない。
2017-11-22 20:57
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