SSブログ

ハンニバル ライジング:トマス・ハリス [Book]

ハンニバル・レクター博士を最初に見かけたのは映画「羊たちの沈黙」だった。
それから、しばらく間があって105円の棚に「ハンニバル」を見つけ、「レッド・ドラゴン」「羊たちの沈黙」で再会、そして、「ハンニバル・ライジング」で最後のお別れをした。
レクター博士ってかっこいいなぁ。
やぱ、悪役はこんなふうにかっこ良くなくっちゃ。
悪役がかっこいいというか魅力的なほど、お話はおもしろくなる。
かっこ良くはないかもしれないけど、「レオン」のスタンスフィールド(ゲイリー・オールドマン)も好きだなぁ。
なんての常人を逸脱していながら、確固としたスタイルがあって、ぞくぞくするぞ。
ん〜、悪役かどうかはわかんないけど、「ジャッカルの日」のジャッカル(エドワード・フォックス)もカッコいいし、「鷲は舞い降りた」のリーアム・デブリンもシュタイナ中佐を食っててカッコ良いなぁ。

思うに、レクター博士が18歳の頃って、秀でたでこちんの持ち主だったような気がする(おそらく、アンソニー・ホプキンスの為だと思われる)。
ん〜、0011 ナポレオン・ソロのイリヤ・クリアキン(デビッド・マッカラム)のようなでこちん。
そういえば、クリアキンの名前が出てこなくてアカズキンになるんだな、自分は。
よいですねぇ、あんなでこちん(なりたいとは思わないけど)。
...と話がどうでも良い事ばかりで申し訳ない。

さて、この小説がおもしろいのは25章くらいまでで、それ以降はあまりリズム感が良くない。
なんだか、だらだらしてる。
レクター博士に会える最後の機会だと思っていたんだけど、ほぼ外伝ぽくて(というかそのものだけど)、レクター博士に興味のある人以外はあんまりおもしろくなさそうな気がする。
「ハンニバル」で、レクター博士によろけた自分は、ちょと残念。
それでも、ミーシャを知ることができたので、60点。
「ハンニバル・ライジング」を読みたい人は、レクター博士とミーシャのエピソードが気になってるんじゃないかと思うので、それ以外のお話はおまけだと思った方が良いかな。
紫夫人も、日本人としては理解しやすいような気もするけれど......、なんだかボンドガール日本人版てな感じで、ちょと変。
後半が良くありませんね。

てなことで、この次に魅力的な悪役に会えるのはいつだろう。
早く会いたいなぁ。

そうそう、ハンニバル・レクター氏は1933年生まれらしい。
今年、75歳。
もっとお若いのかと思ってた。
nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。