シャーロック・ホームズ傑作選:コナン・ドイル [Book]
日頃はあんまり(というかほとんど)推理小説は読まないんだけど、ついつい手が伸びて、気がつけば読んでいた。
ホームズとかルパンなんて小学生以来だなぁ。
もしかしたら、シャーロック・ホームズは読んだ事がなかったかもしれない。
この本には6編の事件(?)がおさめられていて、ほんのタイトルからすると有名どころの事件を集めたものかもしれない。
あ、ちなみにおさめられている事件は......
ボヘミア王家のスキャンダル
赤毛連盟
花婿の正体
五つぶのオレンジの種
歪んだ唇の男
まだらの紐
どれもあっさりしていて、こんなに簡単に解決しちゃっても良いんだろうか?
推理小説ってのは、もっと複雑で二転三転しながら読者をぐいぐい引っぱってくもんじゃないんだろうか?
ホームズは全然間違わないし、ひたすら犯人に向かって一直線。
なんて事を一世紀も前に書かれた小説に云ってもしかたない。
というか、当時はこの犯人を推理するという事が珍しかったんだろうなと思う。
推理小説として読むには(現代では)あっさりしすぎてるけれど、お話には違和感がない。
今でも充分ありそうな事件だよなと思う。
もっと細かくお話を作り上げていけば、今でも絶対におもしろいだろうな。
そんなふうに思った。
ところで、ホームズはコカインの愛好者だったというのをこの本を読んで始めて知った。
すごい意外。
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