SSブログ

はじめてのあっぷる [Apple +]

久しぶりに「はじめてのあっぷる」を本棚から抜き出してみた。
「はじめてのあっぷる」は、CanonがApple製品を取り扱っていた1984年にApple//cにバンドルされていた(一部ではパソコン関連の書籍の中では名著として有名な)160ページほどの本で、当時としてはパソコン初心者向けにわかりやすく書かれている。
「みんなのりんご」という童話から始まり、//cでできる事や使い方、パソコンとつきあっていくために大切な事がわかりやすく書かれている。
この本に書かれているのは、パソコンの可能性や楽しさなどで、今読んでももう一度パソコンに夢を感じる事ができる。
こんな本を読んでしまうと、Mac Proは8 coreでメモリが最大32GBで......てな事がなんだかうら寂しくなってしまう。
複葉機でおおらかに空を飛ぶ事の楽しさを書いているみたいな感じ。
あるいは、始めて自転車に乗れた時のようなわくわくする感じがある。
//cは人生をほんの少し楽しくさせる小道具で、その小道具を使う事で小さかった夢はずいぶん大きくなっていく。

この本を読んで、すっかりAppleのファンになってしまったわけだが、できれば1984年にこの本と巡り会いたかったなぁと思う。
1984年はMacintoshが発表された年でもあるけれど、こんな本だって出版されていたのだ。

そして、Apple関連の本にはもうひとつすばらしい本がある。
1985年に誠文堂新光社から出版された阿部摂子さんが書かれた「Macintosh -感覚派のためのパソコン、Macintosh-」。
これはMacについて書かれたもので、Macの事や使い方をものすごくわかりやすく書かれている。
いや、少し違うな。
わかりやすくではなくて、わくわくさせるように書かれている。
この本を通じて、Macintosh(Mac plusまでとIIfxだったかな)の内側に開発者のサインが書かれている事や、Alan Kayを知った。
そして、(たしか)Macを使って出版された最初の書籍ではなかったろうか?
いや、そんな事は大切じゃないな、きっと。

どちらの本もMacが世の中に出たばかりの頃に出版されたもので、おそらく当時は今のように誰もがパソコンを使ってはいなかったので、パソコンはこんなにも楽しいもんなんだよって事を念頭に置いて作られたんだと思う。
そして、それはとてもうまくいっていて、2008年の自分が読んでもやっぱりわくわくする。


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:パソコン・インターネット

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

灯油がー、灯油がーNumbers@iWork '08 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。