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二人がここにいる不思議:レイ・ブラッドベリ [Book]

短編が23編収録されている。
そのうちの最初の8編を読んだだけだけど、小さなカプセルに入ったきれいなものを見ているような感じがする。
そして、どれもが懐かしい。
はっきりとした輪郭を感じさせず、ぼやっとした明るい色調、まるで磨りガラスの向こう側の景色を眺めているような感じ。
まるで、昔の出来事(または、心の中の想い)を思い出したときのような感じ。
なにもすることがない午後に、ふとしたきっかけで昔のことを思い出し、文字にしたような感じかな。
なかなかうまく云えませんね。

個人的には「火星年代記」のようなものが好きなんだけど、ブラッドベリならこんな作品も書けるというのは、至極当然。


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