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花影:川島雄三 [Cinema]

この映画は1961年の作品で、公開からあと数年で半世紀。
その頃の映画を見ると、見せる映画が多かったんだなぁと思う。
編集でリズムを作り、その気にさせて見せてしまう今風の映画とは違い、じっくり見せる。
会話も洒落てて粋っていうのかなぁ、リズムも小気味よくて、聞いてて大人の会話だなぁと思う(やや、意味不明)。
それは決して現代の大人にはできないような会話でかっこ良かった。
それから、夜空に浮かぶ桜の見せ方なんて、のけぞりそうになるくらいすごかった。
ポストの使い方も、こっそりいい。
階段の使い方も豊富だなぁ。
それにしても彼女の部屋からはいろんなものが見えてくるのだった。
お話の展開も、今がこんな状況だったら、当然経過としてこれこれがあるわけで、というわけで途中の説明はいっさいなし。
このあたりがまたまた大人な映画だなぁと思うのだった。

山岡久乃って、若い時にはかなりきれいでびっくりした(失礼)。
自分の知ってる山岡さんは怖いだけのイメージしかないんだけど、この頃の彼女の映画も見たくなってきた。


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