青空とミサイル [..........]
今日のお昼は良い天気で、家の近くにある桜の木からは小さな花びらが散っている。
青い空を背景に花びらを散らす風もまた心地よい。
そんな空を見ながら、僕たちは戦争を経験することになるのかもしれないなとふと思った。
こうした青い空の下にもミサイルは落ちてくるのかもしれないのに、なぜだかミサイルが落ちてくるイメージは決まって曇り空で街は色をなくしている。
どうして青空の下ではミサイルは飛んでいないのだろう?
ネットでは、北朝鮮がミサイルを発射するとか、米軍が空爆を開始するだとか話をしているけれど、戦場がどこになるのかについての話はなくて、もし戦争が始まるにしてもそれはやはりどこか遠くで起きることのように感じる。
冷静に考えてみれば、先に攻撃を開始するのが北朝鮮にしろ、アメリカにしろ、戦場になるのは日本や韓国になるのかもしれなくて、いよいよ待ち望んだ普通の国に日本もなるのだなぁと思った。
ミサイルを飛ばしたり飛ばされたりするのが、普通の国になることだとしたら、普通の国になることの価値がどれほどあるのだろう?
中島京子氏の「小さいおうち」を読んだ。
ずいぶん前に朝日新聞に戦時下と言えども人々はそれまでと同じように生活を続けていくのだというような感想が書かれていて、一度読んでみたいと思っていた。
これまで思っていた戦時下とはかなり印象が違う。
そんな風に毎日の生活の中に戦争は染み込んでくるのだろうか?
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