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転々:三木聡 [Cinema]

誰もが心のどこかで憧れている風景のような映画だった。
いえいえ、口の中に親父の靴下を突っ込まれたいなんて思ってるわけではないですよ。
親父と一緒に花やしきのジェットコースターに乗る。
走るジェットコースターから下を見ると、母と妹がニコニコしながら手を振っている。
いいですねぇ、このシーン。
ほろりとやられちゃいました。
そして、幕の引き方も鮮やかですね。
切れ味が良いです。
なるほど、あの一万円はあんな風に使うわけですか、ふむふむ。
小泉今日子もいい感じで、...でも、彼女はスナックのママってよりも小料理屋の女将の方が似合いそうな気がした。
ふふみも良かったなぁ。
傍で見てるとすごいおもしろそう。
その4人は疑似家族を演じるわけだけど、いかにもってな家族像であり得ないと云えばあり得ないけれど、(自分の場合は)心の中でやっぱり憧れる家族像だったな。

三木聡は小ネタが得意らしいけれど、今回はそれほど鼻につくような小ネタもなくて(というか、それ以外が良くて)、楽しめた。
たぶん、キャストが良かったんだろうなぁ。
(もちろん個人的なおつきあいがあるわけではないんだけど)実はそのまんま?
そんな感じの役どころで、すんなりって感じだった。

ところで、今年に入って映画を10本見てて、そのうち7本は日本映画(うち4本は川島雄三)。
良く云われる事なんだけど、日本映画っておもしろくなってきてない?
いかにも「日本人だったら、わかるでしょ?」みたいな感じで、日本の映画なんだなぁと思う。
日本人にしか作れない映画ってあるよねぇ。
うん、やっぱり日本人だから楽しめるんだろうなぁ。
良かった、日本人で。


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